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2008/07/08(火) 17:07:31 [当時のロンドン]

20年前でもロンドンはコスモポリタンらしく、様々な人種を見ることができた。

大都市だし、大英帝国の植民地だった国からは、コモンウェルスパスポートで入国できたので、失業率の高かった80年代でも、これらの国からは多くの人が出稼ぎに来ていた。そのころ、まだヨーロッパは東西に分かれていて、私の働いていた事務所には、ルーマニアから亡命した同僚もいた。当時は、南アフリカではアパータイト(アパルトヘイト)と呼ばれる人種差別が行われていた。

AAスクールは、当時から外国人が多く、旧植民地からはもちろん、その他ヨーロッパ各地、世界各国からも学生が集まってきていて、学生数の60%は外国人と言われていた。っで、ロンドンで知り合った建築関係者、事務所の同僚や知人友人達には外国人が多く、皆それぞれ独自のなまりの英語をしゃべりまくっていた。

マーティンのかつてのルームメイトのマイクはジャマイカ出身のユダヤ人だった。

彼が初めてロンドンへ来た時、部屋探しに電話をかける。話し始めたとたん、電話を切られた、という。ジャマイカ英語をしゃべる彼は、黒人だと思われたので電話を切られた、のだという。マイクは裕福な家庭から来ている。

彼は、話し始めるとすぐに、"I'm white." と言うことにし、やっと部屋を見つけるに至ったそうだ。

  生物学者のRay Coppinger氏によると、生物は、その成長の過程で、
  何かを習得する「時期」を持つという。人が、言語を習得するには、
  その「時期」をネイティブの環境で過ごさないと、なかなかなまりの
  無い言葉を得るのは難しいのだそうだ。その時期を過ぎると、なまり
  を修正することは、ほぼ無理、と、彼は言っていた。

この間のF1ブリティッシュグランプリの優勝は、ルイス・ハミルトン。黒人ドライバーだ。今だったら、マイクは"I'm white."という必要が無かったのだろうか?





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